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レター内容

2019年10月17日(木) | お知らせ

パコムからのメッセージ【10月】

2019年10月
 
パコムからのメッセージ【10月】
 
ラグビーワールドカップで日本中が盛り上がっていますね。
このレターが到着する頃には、サモア戦との結果がどうなっているやら!?
まさかのアイルランド戦での勝利で、勝負だけは予測とは別物だと改めて実感いたしましたし、選手たちの想いが遂げられたのは、にわかファンの私でも興奮いたしました。

パコムの研修でお世話になったAさんが、今回のラグビーワールドカップのボランティアとして東京から関西に滞在しておられました。
わざわざ旅費も宿泊費もかけて関西でのボランティア?と思っていましたが、彼女は亡き平尾選手がご健在の時に、あるセミナーでお会いしてお話がはずみ「もしラグビーのワールドカップを日本で開催することがあるなら、ボランティアで来てほしい」と頼まれたとか。
その時の約束を果たすために、遠くから神戸の地へやってきたそうです。いろいろな人の想いが伝わりますように。
 
先日、新聞のコラムで、ある人類学者が未開社会の経済原理は「贈与と返礼」にあると説いたと記してありました。
対立しがちな部族の間で、食料や財産が贈られ、受けた方はそれに見合う礼を尽くすけれど、返礼を怠れば平和の均衡が崩れると。
無償で善意に満ちた贈り物が、相手を支配する力に転じるようで、それを「贈与による権力」と評論家は言っています。
これは、未開社会ではなく、現在社会でも全く構図が変わりません。
返礼を続けられなければ、従属的な立場に落ちてしまうため、延々と繰り返されるのでしょう。

それにしても、関西電力の役員さんたちは、継続的に3億円にものぼる金品を受け取っていたものです。
こんな大企業の頭の良い偉いサンであれば、それが示す意味を深く理解しているだろうに。
真相は、まだまだ闇の中ですが、亡き助役に責任の転嫁もされていくのでしょう。

縁があって、若狭湾あたりによく出かけます。
京都府から少し足を延ばして、福井県あたりに行くと原発マネーで潤う町並みは、今までの田舎の風景から一変します。
やたらと大きな箱ものの建造物や、整備された道路、地方には珍しい高級食材を取りそろえたスーパーとかが目につくのです。
パコムを創設した父がまだ会社員だった頃、当時、勤務していた社内での中元、歳暮など虚礼的習慣を廃止いたしました。
それでも、送ってくださる方があとを絶たなかったので「開封せずに送り返しなさい」と母に命じておりました。
母は「宅急便代が高くつく」などと愚痴っていたのが記憶にあります。
父は、付け届けなどによって、その人の評価をしたりすることが、嫌いだったのでしょう。

「お菓子だと思っていたら金貨だった」なんて寝言みたいなことを記者会見で発言されていましたが、受け取らないという判断はなかったのでしょうか? 

これはただの収賄事件ではなく、私たちの税金や電気代がどこで使われているのか?
そしてそれが自らが意図しない原発事業にも流れているのだということを深く認識しなくてはいけない、と感じました。
正直者がバカを見ない、そんな社会となることを願います。