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レター内容

2017年02月23日(木) | お知らせ

パコムからのメッセージ【2月】

2017年2月
 
パコムからのメッセージ【2月】
 
『東風(こち)吹かば においおこせよ 梅の花 主なしとて 春を忘るな』

2月と言えば、梅の花を思い起こします。これは、菅原道真が詠んだ有名な短歌です。
「春が近くなって東の風が吹くようになったら、花を咲かせて香りを届けておくれ、梅の花よ。私がいなくても春を忘れないで美しい花を咲かせておくれ」という意味です。
昨年から小筆を習い始めまして、年明けからこの短歌を練習しています。
学生時代に歴史で習った記憶があるでしょう。
平安時代に菅原道真が、藤原時平の妬みを受けて太宰府に左遷された時に詠んだと言われています。
道真は奈良の菅原町で生まれたとされ、幼少より詩歌に才能を現しました。
その時代は家の格に応じた官職に就くけれど、時の宇多天皇の信任を得て、道真は朝廷での要職を歴任しました。
家格を超えて大臣にまで登りつめた昇進に対して、藤原時平やその他の大臣たちは、朝廷に権力が集中することを恐れ、菅原道真を太宰府に左遷したのです。
1200年の昔も今も、政治の世界は変わっていないものだなぁ、と思いを馳せつつ、当時の道真がどんな思いで太宰府での生涯を終えたのかと想像いたしました。
道真の死後、京の都では、悪いことが次々に起こりました。
策謀により道真を太宰府に追いやった時平は39歳の若さで死去し、その後に左遷を認めた醍醐天皇も急死をし、これは道真の祟りだと恐れ、道真をお祀りするようになったのが天満宮の始まりです。
今の世の中では、出自や学歴に関係なく、経済界でも政界でも活躍している人は大勢います。
しかしながら、秀でた人や権力を持つ人に反発を持つ人が必ずいるのも太古の昔と同じですね。
今や北野天満宮は、学問の神様として有名になりました。
2月は、受験の季節。きっと願かけて天満宮にお参りに行く人も多いことでしょう。
今度、福岡に行くときは、少し余裕を持って、太宰府にお参りに行ってみたいものです。
春はすぐそこまできています。近いうちに東からの風が吹いてきそうなので、スプリングコートの準備でも始めましょうか。
 


梅の花