2020年12月09日(水) |パコムレター
パコムからのメッセージ【12月】
2020年12月
パコムからのメッセージ【12月】
気づいたら師走に入っていました。今年はまさにコロナに明け暮れた1年でした。
皆様にも、いろいろな影響があったことと思われます。
ご多分に漏れずパコムも26期を迎えて大きな変革期となりました。
もちろん、当初は、コロナウィルス感染症の影響からのことではありましたが、年の瀬を迎えるにあたり、変化した事象はすべて必然的なことだったと受け止めるようになりました。
行きたい所には行けない、
会いたい人には会えない、
美味しいものも食べに行けないなど制約づくめで、知らない間に心身ともに疲弊したことでしょう。
自らの欲求だけでなく、
仕事が無くなる、
学校の授業が受けられないなど、人としての権利を奪われることにもつながりました。
実際に自らや周囲が感染して苦しい思いをされた人もいることでしょう。
そんな1年を振り返り、できなかったこと、叶わなかったことばかりを悔やむより、コロナ禍によって得たことを思い返してみました。
平素、疎遠にしている友人などが、ラインなどでエールを送ってくださったり、些細な事を助けてくれたり、危機感の共有によってチーム内の結束が固まったり、普段見えないものがあぶり出しのように見えてきました。
大切なことを再確認した時間でもありました。
一方、春からずっとマスク姿の私たちは、いつの間にか、その人の本当のお顔がわからないまま仕事のお付き合いを継続したりしています。
感染拡大の防止という意味では必須のマスクも、私個人的にはとてももどかしく思えます。
表情が見えづらいということは、その人の考えていることや本心が理解できません。
コミュニケーション研修では必ずメラビアンの法則なるものを学習します。コミュニケーションにおいて相手に与える影響として話の内容(言語情報)はわずか7%しかありません。
耳から入る情報(聴覚情報)として話し手の声のトーン、方言などを認識するのは、38%。
目から入る情報(視覚情報)として55%が、相手の表情や仕草で人の心を動かしています。
今、その視覚情報がさえぎられているので、私たちは初対面の人から情報を得るために、他の機能を使っているわけです。
マスクを通しての会話は聴覚情報をも妨げているでしょうから、よほど内容がきちんとしていないと相手に意思が伝わらないということかもしれません。
非言語的コミュニケーションがいかに私たちの生活の中で大きな位置を占めていたのか、改めて感じました。
マスクの下で無表情になると、ほうれい線やたるみが増え、女性にとってはデメリットが大きいので、マスクを外せるところでは表情筋を動かすようにしてくださいね。
明けない夜はありません。
新しい年が、必ず明るくなることを願いましょう。
生涯記憶に残る1年となりましたが、こうして2021年を迎えることができることに心より感謝を込めて。
ありがとうございました。