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2022年09月07日(水) お知らせ

パコムからのメッセージ【9月】

2022年9月

 

パコムからのメッセージ【9月】

 

まだまだ暑いが続いておりますが、夏バテなどで体調崩されていませんか?

猛暑日が続いたうえ、コロナも夏に爆発的に蔓延して、マスク生活は、暑さと不快さを倍増させます。

このマスク生活も3年近くになり、長年一緒に仕事している仲間ですら、顔の印象が変わってくるような気がします。
女性の場合、ほうれい線やシミなどを隠せるというメリットもあったりして、マスク無しの生活に戻ったときには、逆に気恥ずかしい思いをするのでは?と感じることさえあります。

 

先日、朝の通勤電車で、向かい合わせの4人掛けの座席に座っていたら、途中の駅から、少しこわもての50歳前後の男性が乗ってきて、空いていた私の隣に座りました。
派手なジャンパーにサングラスで座席に腰掛けるや否や、携帯電話で大きな声で話し出しました。
耳障りで不愉快でしたが、周囲の人も注意をするどころか、下を向いて目を合わさないようにしています。

「この電車、何時に大阪着くねん!?」と関西弁で誰にともなく話しかけてきます。

隣に座っていたので「住吉から20分程度なので、あと10分くらいで到着すると思います」と答えてしまった私に「ねーちゃん、住吉に住んでるかい?わしも住んでたことあるんや。駅からどっちや?」など、個人的なことも含めて訊ねてきます。
自宅を特定するような会話はしたくないと思い、話の的をずらしながら会話していました。

すると「ねーちゃん、若いんやろ?」と聞いてくるではありませんか。心の中で爆笑!
 

隣の席なので正面から顔を見ていないことと、マスクで顔の半分が隠れているうえ、たまたま白いシャツに朱赤のパンツを穿いていたので、外見だけで判断されたようです。

「いいえ、もう還暦すぎてますけど」と答えると、突然返事がなくなりました。
さすがに『しまった』と思ったのでしょうか。
そうこうしていると電車が大阪駅に到着し、電車を降りようとすると「気をつけて行ってらっしゃい」とさっきの乱暴な口のきき方とは打って変わったような明るいトーンの声で見送られました。

 

『任侠の世界も、厳しい年功序列が根付いているのかしら』と思いながら、会社へ向かいました。

 

『自分より年長者は敬え』とは、亡き父からの絶対的な教えがありました。

大学時代に浪人して入学した友人が同学年だからと、ぞんざいな口のきき方をしていた時に「彼は、1年間、お前より多くの経験をして知識もあるのだから、同学年であろうと、ひとつ年上を意識して敬うべきだ」と言われたことは、心に残っています。

 

そんな気持ちや、ちょっとした相手への敬意をもって対応すると人間関係もスムーズになるかもしれません。

9月は敬老の日も控えています。年上の方から教わることを大切にいたしましょう。