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2023年03月06日(月) お知らせ

パコムからのメッセージ【3月】

2023年3月

 

パコムからのメッセージ【3月】

 

2月の末から3月の初旬は、寒暖の差が激しくて、出勤前の洋服を選ぶのに着たり脱いだり、朝から大変です。
昼の陽ざしはすっかり春ですが、まだまだ風が冷たいので油断大敵です。

昔から暑さ寒さも彼岸まで、と言われていますので、ピンクの桃や桜、黄色のミモザ、白い木蓮、沈丁花など色と香りに包まれるぽかぽかの春がやってきます。

さて、改めてお彼岸はいつか?と言うと、春分・秋分の日と、前後3日間、合計7日間が、お彼岸とされています。
お彼岸の由来はインドの古い言葉「パーラミタ」、中国の言葉「波羅蜜多」、これは向こう岸にいたるという「到彼岸」の意味を持っています。


お彼岸とは、私達の存在している世界を離れて、極楽浄土がある(とされていますが)向う岸=彼岸へ至るための修行を行う期間だそうです。
お盆は、先祖供養が中心ですが、お彼岸は、自分自身のための修行を中心と考えられているそうです。

初めてお盆とお彼岸の違いを認識した私です。
暑くなる前、寒くなる前に、自らの言動や体調などを見直しましょうということなのでしょうね。(あくまでも私の勝手な解釈です)


私は、特別深く信仰する宗教はなく、ごく一般的な、言い換えると、いい加減な宗教観で生きてきた1人です。
お正月には神社に参拝し、お盆やお彼岸はお墓参りをし、クリスマスにはキャンドルやリースで部屋を飾り、宗教と言うより年中行事として捉えているところがありました。

何の宗教を信ずるかは、人それぞれですが、人として求められていることは、時代や国籍、性別問わずに普遍ではないかと思っています。
他者を思いやる心や感謝する気持ちを持ち、人を騙したり噓偽りを言わないなど、当たり前のことを心に留めて、日々を過ごしたいものです。

 

ちなみに春のお彼岸は「ぼたもち」、秋のお彼岸は「おはぎ」をお供えする習慣があります。

あんこの赤い色は古来より邪気を払うとされて、江戸時代よりこの習慣が始まったようです。

春の「ぼたもち」は牡丹の花をイメージしているそうで、赤い小豆あんをまぶせた姿が牡丹の花に似ていて、滑らかなこしあんが使われています。

一方、秋の「おはぎ」は、秋の七草のひとつ萩の花を模しているそうです。
粒あんが使われているため、表面に出てくる小豆の皮の感じが萩の花の様子と重なります。

講釈はさておき、美味しいお茶とともにぼたもちを頂くのも楽しみのひとつです。

棚からぼたもちなんて、待っていないで、自ら動いて新しいぼたもちをゲットしましょう。

棚から落ちてくるのは、網棚の荷物か、積み上げられた洋服くらいです。

さぁ、3月でパコムも28期を終えます。心機一転、皆様と一緒に歩んでまいりたいと思います。