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2023年07月07日(金) お知らせ

パコムからのメッセージ【7月】

2023年7月

 

パコムからのメッセージ【7月】

 

2023年もあっという間に、半分が終わりました。

子供の頃は、7月に入ると『七夕祭り』があると楽しみにしていました。思い返せば、短冊に願いを書いて、笹の枝に飾るだけで、ひな祭りの菱餅や端午の節句の柏餅みたいに記憶に残る食べ物がないなぁと思います。
地方によっては、天の川に見立てたおそうめんや笹餅を食するところもあるそうですが、私には、あまり食べ物の記憶が印象にありません。

ささやかな願いを書いて笹の枝にくくりつけた短冊ですが、童謡に歌われていた「五色の短冊~♪」は『青・赤・黄・白・黒(紫)』の5色を表現しています。

この5色、よく見ると、こいのぼりの吹き流しや神社の飾り物に使う色です。

短冊に使われるこの5色は、古代中国の陰陽五行説に由来し「木・火・土・金・水」を意味します。
 

青は木=仁 人間力を高め徳を積む

赤は火=礼 両親や先祖への感謝、目上の人への思いやり

黄は土=信 人を信頼し、人間関係を大切にする

白は金=義 ルールを守り、義務や責任を果たす

黒(紫)は水=智 すぐれた知識や知恵を持ち、学業成就や向上を願う

などそれぞれの色には意味があるそうです。
 

「彼とうまくいきますように」をお願いするなら、黄色。
「毎朝、早起きできますように」なら白。   
「志望校入学祈願」なら黒(紫)に、と今年は短冊を分けてみるのもいいですね。

 

さて、七夕伝説の彦星様と織姫様は、1年のうち、この七夕の日にしか巡り会うことができません。

牛の世話をしていたしっかり者の彦星様と、機織りをしていた美しくて働き者の織姫様は、夫婦になって仲良く暮らすうちに、毎日が楽しいがゆえ、仕事を怠けてばかりいるようになりました。

それを怒った天の神様(天帝)は、二人を天の川を境に、彦星様を東に、織姫様を西にと引き離し、1年に1回、7月7日にだけ会えるようにしたというお話です。

皆さんは、二人が会えなくなった理由をご存知でしたか?
夫婦円満より労働が優先だったのでしょうか? ちょっと切ない話です。

彦星様と織姫様は星座になっていて、彦星様はわし座のアルタイル、織姫様はこと座のベガ、これに 白鳥座のデネブが加わると夏の大三角形と言われています。

今の私は、会いたい人は1年後まで待たず、すぐにでも会いに行こうと思う今日この頃です。

今年は、夏の夜空の大三角形と天の川が見れますように。