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2024年04月03日(水) お知らせ

パコムからのメッセージ【4月】

2024年4月

 

パコムからのメッセージ【4月】

 

皆さま、今年も美しい桜を愛でにお出かけされましたか? 
竹内まりやの歌「人生の扉」にあるように「満開の桜をこの先いったい何度見ることになるだろう」と、実感するお年頃になった私です。

 

パコムは、この4月より30期を迎えることになりました。
つまり29年の月日を経てきたことになります。

皆さまのおかげで、こうして会社が存続できましたことを深く感謝いたします。

1995年阪神大震災の年、64歳の父が設立したパコムですが、私も今年の9月の誕生日には父が起業した年齢の64歳を迎えます。
この年齢から新しいことを始めたのは、今は驚きとしか言いようがありません。

いつも節目の年には、どのくらいの企業がこの歳月残るのだろうと考えてしまいます。

ちなみに30年継続して残る企業は、わずか0.025%。
つまり99%の企業は消えていくというのが現実です。

国税庁の調べでは0.21%なので少し乖離がありますが、
これは会社の登記は残しているが実態がないとか、
さまざまな理由から民間調査とは差が出るようです。

1万社のうち2社というとわずかしかない数字ですが、
毎年起業される会社の数は年間14-5万社ですから、
そのうちの35社くらいが残るという感じでしょうか?

コロナ禍では、先の展望を考えられない時期もありましたが、
こうして継続して事業ができていることは、多くの人に支えられたから今日があると思って感謝しています。

 

先日は、長らくお取引をしている世界に名だたるブランドを有する企業様より「優良取引先」として認定をいただきました。
パコムは規模も小さくお役に立てるスタッフ数も少ないのに、ご担当者の方が「業務のボリュームだけでなくて、仕事の質や対応の内容について評価した結果」とおっしゃってくださったことは、何より励みになる褒め言葉です。

規模やシェアの拡大もできずの30年ではありましたが、仕事に携わる全員が、当たり前のことをコツコツとやってきた結果だと思っています。
そして、何よりも多くの素晴らしいスタッフの皆様のおかげでパコムの評価があります。
本当にありがとうございます。

人に寿命があるように、企業にも寿命があると思います。
時代の流れに対応しながら柔軟に変化ができれば、人が変われども、企業は長く生き残ることができることでしょう。

少子高齢化、AIの活躍する時代、課題が山積みですが、「心」を持った人にしかできない仕事は必ず残っていくことでしょう。
どうか、皆さまのお知恵を貸してください。

時間は誰にでも平等に与えられています。あっという間の30年を迎えることになります。
その時間、何をして過ごすか、どう働くか、誰と過ごすか、振り返った時に自分自身が納得できるといいですね。

桜吹雪のあとは、あっという間に新緑の季節がやってきます。
桜色の景色を瞼に焼き付けておきましょう。