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2015年11月09日(月) パコムレター

パコムからのメッセージ【10月】

2015年10月
 
パコムからのメッセージ【10月】
 
10月がスタートいたしました。ひと昔前なら、衣替えということで制服も冬服に一新していた記憶がありますが、今はそうではないのですね。10月に入ってからの中学生の制服を見ていたら、半袖シャツを着ている学生、シャツにセーターを着ている学生、長袖シャツの学生と三者三様。
まぁ、40年前とは気候も違いますから、それに合わせて柔軟になってきているのでしょう。
 
さて、昨夜はラグビーのワールドカップ、イングランド大会12日目でした。ご覧になった方も多いとは思いますが、サモアに26対5で圧勝でした。南アフリカとの試合で勝利したことで、急遽日本中でラグビー熱が上がりました。スポーツにはこういった時のにわかファンも結構いることでしょう。私などはラグビーのルールも今ひとつ理解できていないというのが正直なところです。80代の母も「今日は、真央ちゃんが復帰するし、ラグビーもあるから夜が楽しみやわぁ」と喜んでいたので「ラグビーのルールわかるの?」と尋ねると「知らないよ。でも若い人らが頑張ってるとこ観るだけで楽しいやん♪」ということでした。
そうですよね、スポーツだって音楽だって、専門的な知識がなくても観ている人が楽しければ良し、です。
今回のラグビー代表には、30人の選手のうち10人が外国人選手として参加しています。
その条件としては、①日本で生まれた。②両親、祖父母のいずれかが日本人である。③3年間日本で居住している。この3つのうちのいずれかを満たせばよいわけです。10人の選手に対して、様々な意見もあるようですが、インターネットの調査では「勝つためには仕方がない」という見解が半数近いようです。過去6大会出場で、1勝18敗1分の戦績しか残していなかったのが、今回はすでに2勝していて、そしてまだ希望もあるわけですから。
日本の国技である相撲にしても、庶民的な野球にしても、すでに外国人の活躍を抜きにして語れません。
私たちの仕事でもクライアントから外国人の要請をされることも増えてきています。直面している現実にまだまだ対応しきれていない私たちでありますが、同じ地球に住む人たちですもの。力を貸したり借りたりしないと、私たちが人類として継続していくのは難しくなるように思います。
ラグビーには「ノーサイドの精神」「フェアプレイの精神」「自己犠牲の精神」があります。
「ノーサイド」の精神を尊重するのがラグビーの特色であれば、全員がひとつの友情で結ばれ健闘を祝し合うはずです。外国人、日本人の垣根を越して称えあう。そして「フェアプレイ」の精神。勝つことよりいかに立派に戦ったが問題になります。「自己犠牲の精神」1人は皆のため、皆は1人のためが基本精神です。
にわか知識のラグビーではありましたが、とても素敵な精神のうえに成り立っているスポーツですね。
私たちも、いろいろな垣根を越えて仕事をしていく必要があります。そして結果だけでなくそのプロセスを大切にする。自分のためだけに生きるのではなくて、周囲の皆のために自分の力を発揮する。そうすれば、きっと大きなお土産が返ってきます♪
日本のラグビーチームが世界に通用するようになれば、きっとみんなの意識も変わります。次への展開を期待しておきましょう。日本の社会もこの精神に則って、世界に貢献する日を迎えなきゃ、と思う秋の日です。