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2016年06月07日(火) パコムレター

パコムからのメッセージ【6月】

2016年6月
 
パコムからのメッセージ【6月】
 
例年より早く梅雨入りとなりました。外出が億劫になる季節です。
5月はいろいろとニュースがありました。伊勢志摩サミットも無事終了いたしましたね。
私たちに恩恵のある内容が審議されたのかどうか、微妙なところですが、駅のごみ箱が使えるようになってよかったです。(苦笑)
伊勢志摩で取材拠点となった国際メディアセンターという建物が28億5000万円で建設されたそうです。たった3日間のためとはいえ、防災のことも考えてそれなりの建物だったと思われますが、秋までには解体されるそうです。解体費用3億円なり…。
サミット全体では600億円の費用が掛かり、そのうちの340億円は、警備費用だそうです。
私たちに現実味のない膨大なお金が動いているのですね。
私にとってはサミットそのものよりも、その後にオバマ米大統領が広島を訪問したことのほうが、センセーショナルでした。
「71年前の晴れた朝、空から死が降ってきて世界が変わった。閃光と火の壁が町を破壊し、人類が自らを滅ぼす手段を手にしたことを示した」演説の冒頭の言葉は、衝撃的でした。
演説は表現力が豊かだったとは思いますが、内容としてはどうだったでしょうか。人それぞれの思いがあると思いますが、あの日を語り継ぐ人もいなくなってしまうのでしょう。
2009年オバマ大統領は、チェコのプラハで「核兵器なき世界」を訴えノーベル平和賞を受賞しています。とはいえ、世界から核兵器が廃絶されたわけでなく、新たな緊張感を払しょくできているとは思えません。が、米国の大統領が広島を訪問したこと自体は、大きな前進となったと思います。
科学の進歩により恩恵も受けながら、正に使うか悪に使うかで、私たちの運命は大きく変わります。
普通に平和な日々を送る、これが一番難しいのかもしれません。
核開発をした科学者は、後世になって人の命を奪う手段になるとは思わなかったかもしれません。
さて、消費増税も見送りになりました。個人的には増税は歓迎することではありませんが、少子高齢化や人口減の問題が目の前に来ているというのに、問題を先送りしただけに過ぎないのかな?と思っています。その財源が海外に流れている資産や無駄な支出を抑えて、確保できるなら問題ないのですが。
安部総理の「新しい判断」だそうです。
私たちも「新しい判断」が必要になりそうですね。