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2017年03月29日(水) パコムレター

パコムからのメッセージ【3月】

2017年3月
 
パコムからのメッセージ【3月】
 
まだまだ肌寒い日が続いていますが、季節は春になりました。今日は桃の節句です。
これからの季節はインフルエンザに代わって、花粉症など春の苦手な人にとってはつらい季節になりますが、早めの対策を講じてください。
アレルギーに無縁だと信じていた私も、乾燥のせいか肌が痒くて辛い思いをしていました。
いろいろなお薬を塗布したけれど良くならず、顔と同じように化粧水をつけることによってかなり改善されたかと思います。
 
さて、2月の最終金曜日から導入された「プレミアムフライデー」
1985年くらいから「花の金曜日」などと言われ、週休2日制が定着してきた時代に金曜日は飲み会などで楽しもう!という風潮ができてきました。
このプレミアムフライデー、マスコミでは大きく取り上げられていましたが、実際の実施企業は2.5%とも120社とも言われています。株式会社そのものが270万社あるとすれば、2.5%なら68000社という数になります。
大手の上場企業が3700社くらいですから、2.5%で90社程度。
それに官公庁などを加えると120程度という数字になるのでしょうか? 
何を母数として計算するのかによって、数字のトリックに惑わされてしまいます。
先日、取引銀行の担当者が来社された時に「メガバンクはプレミアムフライデー実施したんだよね?」と質問したら「はい、、『早く帰れ!』ってほぼ命令のように…」と苦笑しながらの答えでした。
おそらく上場企業の一部、それも経団連に加入している企業と官公庁のみが実施できた制度かなぁ、と羨ましく聞いていました。
15時に退社して、飲み会や買い物に出かけて消費をアップし経済効果を高めよう!という素晴らしい考えのもとに実施された制度。しかしどう考えても働く人全員に恩恵があるとは思えません。
パコムでお仕事をしてくださる皆様は、サービス業に従事している方が大半かと思います。
そうすると金曜日午後は忙しくなってお休みを取るどころではないでしょう。
土日休みの大企業勤務の方にしか、適用されないような制度です。
かつて、日曜日の祭日を翌日に振り替えて3連休としたのも、経済活性の趣旨だったかと。
3月、企業の多くは決算月を迎えます。
月末の金曜日31日がプレミアムフライデーにあたっていますが、本当に早帰りが実現するのかしら? 
理想と現実がいきなり衝突です。
まずは、自分自身のプレミアムな1日を作って、ほっこりできる日を過ごしましょう。
働き方改革は、政府主導ではなく、自分自身の考え方ひとつです。どう働くか?休日をどう楽しむか?これからの将来をどうするか? 働き方も個人に合わせたいろいろなスタイルがあるべきです。
今月のマイプレミアムデーは、いつにしましょうか?