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2018年03月07日(水) パコムレター

パコムからのメッセージ【2月】

2018年2月
 
パコムからのメッセージ【2月】
 
立春が過ぎたとはいえ、記録的な寒波が到来している2月のスタートです。
平昌オリンピックも今週末からのスタートですが、リハーサルの際に寒さのあまりボランティアなどが帰ってしまったとの報道がありました。開会式も氷点下の寒空の下で行われるようで、想像するだけで体が縮こまってしまいそうですね。
でも選手たちには伸びやかにかろやかに演技や競技をして頂いて、素晴らしい結果を期待したいところです。
 
昨年から広告代理店とのコラボレーションで、今まであまり「社会で働く」ことと縁のない4-50代の女性に社会に出てきてもらうという企画でセミナーを実施しています。
普段からカルチャースクールのようなセミナー内容のところへ「過去の私とこれからの自分探し」というタイトルですから、参加者がいるのか心配でしたが、2回ともセミナーは満席でした。
子育て終了した女性が、これから何かを始めたい躍動感と『私でできることがあるのかしら?』と焦燥感がひしひしと伝わってきます。

50代つまり、20代前半で結婚して約30年経過した人たちが大半を占めるセミナーです。
結婚30年は「真珠婚式」とも言われる区切りの年ですから、それに相当する年齢を「パール世代」と名付けてみました。
50代の女性はまだまだ社会のなかで輝いていたいし、シルバー世代と呼ばれるのは抵抗がありますが、パールだったら女性はみんな好きでしょう。
派手ではないのに上質な存在感がある、そんな年齢の重ね方をしたいと願っているはずです。
セミナーでは、必ず自己紹介からしてもらいますが、普通は人前で話をするのは苦手だろう女性も誰かが話を始めると我こそはと手を挙げて自らのことを語ってくれます。
さすがに半世紀も生きてきたら、それだけでも小説になりそうな面白い自己紹介がたくさんありました。
聞いていた私がほろりとする内容もありました。
彼女たちは収入だけではなく、改めて自分自身の存在を認識したいと思っています。家庭の中だけでなく社会での居場所が欲しいと願っていると感じました。

遠くない将来、平均寿命が100歳になるであろうと言われています。
そう考えると折り返し地点にきたばかりのパール世代。始めるのに遅いことは何もない、そう思いながら仕事以外に趣味も少しずつスタートしようと考えているこの頃です。