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2018年10月29日(月) パコムレター

パコムからのメッセージ【10月】

2018年10月
 
パコムからのメッセージ【10月】
 
9月は、観測史上初めて、大きな台風が2回も上陸しました。
台風で始まり、最終日の日曜日まで台風に振り回されました。
10月1日は台風一過、まさに秋晴れでスタートいたしましたが、皆様のところには被害がありませんでしたか? 
さてグローバル、多様化という言葉をいつも耳にしていますが、私たちパコムのスタッフの中でも外国人の方の活躍が増えてきました。日本は、世界各国から観光客が訪れる観光王国になりつつあります。
その中でショップの中では、通訳などの業務を始めとして外国人の方が活躍されています。

先日、台湾籍のスタッフの書類作成をお手伝いすることになり、入国管理局に行ってきました。  
私自身、初めて足を踏み入れる場所でした。そんなに広くない場所にありとあらゆる国籍の人たちが、それぞれの目的を持って来所されていました。日本の大学生とも思えるようなリクルートスーツに身を包む若い人たちや、小さい赤ちゃんを抱えたベトナム人の夫婦、タトゥの入った恰幅の良い白人男性、金髪のモデルみたいな女性、聞き慣れない言葉が行き交うそこは、日本であることを忘れてしまう空間でした。

私が付き添った台湾人の彼は、母国での就職は厳しく、20代の若者の60%が国外に働きに出るというのです。
オーストラリア、カナダなど移民政策で外国人受け入れに積極的なところには、どんどん移住しているそうです。
そして日本も住みやすさなどで人気が高いようです。
台湾の19歳以上の男性には兵役義務があります。かつては12ヵ月から22ヵ月の義務がありましたが、現在は4ヵ月の義務だそうです。

数年前に旅行で台湾に行ったことがありましたが、食べ物も美味しくて町も安全なのに、何故若者たちが国外へ出てしまうのかと思っていましたが、現地では大学卒業しても仕事が少なく、収入も高くないうえ労働時間は長いという話を聞きました。
彼らの働き方は、まさに昭和の日本を彷彿とさせます。
そんな彼らが、大変な思いをして移住までして日本で働くことを望み、とてもまじめに真摯に取り組んでいる姿を見ていると、私たちも一層頑張らないといけないのでは?と感じました。
日本は、世界で一番高齢化の速度の速い国です。
いずれにしても多くの国の人たちに助けてもらわないと生活が成り立たなくなるでしょう。
今日も午前中は、中国の女性との面接でした。
そして午後からも台湾の方との面接予定ですが「少し遅れる」という内容をとても丁寧な日本語で連絡してこられました。
日本人でもこんなに丁寧にメールできる人はいないと思ったくらいです。
勉学の秋、私も何か語学を勉強しなくては、という気持ちにさせられました。
思うだけに終わらないようにしたいものですが。